藤安瓦と施主様の物語
藤安瓦と施主様の物語
今回の施主様は、直接ご依頼をいただいたのではなく、僕の地元自治会の方が紹介してくれました。同じ職場の方が雨漏りに悩んでいるらしく、そこで、藤安瓦を紹介してくださったのです。施主様と連絡を取り、ご依頼のあったお宅に伺いました。
三豊市豊中町J様
期間 2012年6月下旬
一見、そんなに悪くないように見えますよね、しかし、この屋根に関してはほぼすべての部分に雨漏りの可能性があります。実はこの屋根は全体的にずれてしまっているのです。そのために、瓦と瓦の間に隙間が出来、雨が漏ってしまうのです。昔の屋根というのは釘で留っていませんので、ズレだすと、それを止めるには相当な修復もしくは、葺き替えしかありません。今回施主様が選ばれたのは、葺き替えでした。
屋根はぐりです!
昔の日本瓦の下には必ず、土が載っています。ですから、ですから、葺き替えすることにより、元の屋根に比べて、葺き替えした場合には、屋根の重さは半分程度になります。屋根の重量が気になる方は気軽に診断を依頼してくださいね。
セメント瓦と言われる屋根材の下はほぼ確実にこの屋根下地材が張られています。しかし劣化により、簡単に破ることが出来てしまうどころか、中で既に破れている箇所がたくさんあるのです。つまり屋根下地材は役目をしていませんので、部屋の中にまで雨漏りがしてしまうのです。
屋根の下の野地板の施工です。この箇所は痛んでいる場合は直しますが、まだまだ大丈夫と判断した場合はそのまま使うこともあります。そうすることで施主様によけいな出費がかからないようにするためです。
この白い紙の様なものが屋根下地材です。これは人間の手で破ることはそう簡単には出来ません。屋根下地材も出来るだけ質のいいものを使うことにより、より安心をしていただけるようなものを選択しています。
施主様、お世話になりました。本当にありがとうございました。
つながる笑顔を創ります。
地葺きです!
完成しました!これで施主様の悩みは解決されました。もう雨漏りすることはありません。これからは屋根のことで心配することなく、快適な生活を送っていただけると思います☆
そして今回は屋根以外にも板金工事、造作工事、左官工事も同時に頼まれました。個人的にはそれらの工事をする技術はありません。しかし、僕が日々お世話になっている業者さんにお願いすることにより、施主様の要望に答えることが出来ました。また、他の工事の段取りを僕に依頼してくださったのも、施主様が僕のことを信頼していただいたからだと思います。本当にありがたいことです。もちろん、その期待に応える為に一生懸命がんばりました!
屋根の調査開始です!
このお宅は別の屋根材(セメント瓦)を使った箇所もありました。この屋根材は定期的に塗装をしていかないと、耐久性が極端に悪くなってしまいます。事実、この屋根も20年以上塗装をしていなかったので、雨漏りしている箇所がありました。今回はこちらも同時に葺き替えをすることになりました。
野地板&下地材屋根下地材施工です!
先ほども書いたように、現在の屋根に土を載せることはほぼありません。施主様にどうしても言われたとき以外は桟引っ掛け工法という、絶対に瓦がズレない方法をとっています。
左の写真一枚一枚すべてに釘を打っています。
完成です!!!