編集者紹介(藤田隆志ヒストリー)
編集者紹介(藤田隆志ヒストリー)
家業を継いだときは瓦葺きの仕事はそんなに好きではありませんでした。もちろん一生懸命職人として頑張ってはいましたが、それはただ生活するための手段としてこの仕事をしていました。しかし今は違います。いろいろな人との関わりで瓦の、そして瓦屋根の魅力を再認識することが出来たとき、私の仕事に対する考えは完全に変わりました。今は本当にこの仕事が出来て誇りに感じています。そしてこの素晴らしい仕事をしっかり皆様に感じていただこうとホームページを一新しました。すべてがHP作成ド素人の私の手作りですので見栄えが悪いとこもあろうかと思いますが、これからもよりよいホームページが出来るように日々更新しようと思っています。よろしくお願いします。
藤田 隆志
年齢: 36
生年月日: 2月13日
school:
大見小学校
三野津中学校
観音寺第一高等学校卒
好きな色: オレンジ
好きな本: 少年ジャンプ
歴史小説
好きな映画: 犬が出てくる映画は 必ず泣くので見ません
好きな料理: 昔っぽいスパゲッティーナポリタン
好きな歌
1. イナズマイレブンの主題歌すべて
2. 夢をかなえて(ドラえもん)
3. やさしい蒼 (絢香)
子供の影響などもありますが、どれも素晴らしい歌詞です。
つながり:
やっぱり瓦屋根が好きなんです。
藤田隆志ヒストリー
親方との2ショット
編集者独占インタビュー
僕がこの仕事が好きなワケ〜
なぜ実家の跡を継ぎ、屋根葺き職人になろうとおもったのですか?
僕がこの仕事を始めた理由はいたって簡単かつ不純です。就職活動しなくても、簡単に仕事を始めることが出来る道だったからです。きっかけとしては本当にそれだけです。
それで屋根職人になってどうでしたか?
いや、最初始めた時は本当にきつかったです。何がきついって単純に体力的なこと。実際に僕は始めて8kgほど痩せました。それまでぐうたらの生活を送っていて、体がなまっていたというのもあったでしょうが、本当に体力のいる仕事でした。屋根の上のような勾配があるところを歩いたり、その場所で長時間中腰でいたり、瓦を遠くまで運んだりとか・・・。実際、大工さん達には、「屋根屋だけにはなりたくない。」なんて言われることもよくあります(苦笑)
体力的に慣れてくると、次は技術の習得に力を入れました。理由はもちろん早く一人前になりたかったから。先輩職人の技術は見たり聞いたりして、一つでも早く盗んでやろうと思いました。おかげさまで今では腕にはかなりの自信があります。おかげさまで今年でこの仕事を始めて17年。数多くの仕事をさせていただきました。
仕事は順調だったのですね?
いや、ここで嘘をついてもいけないので、しっかりと本音や苦難を書いておきますね。実は辞めようと思ったことは、あります。それは仕事がきつくて嫌になたとか、人間関係が悪くなったと言う理由ではありません。僕が辞めようと思ったのは・・・・・仕事がなくなってしまった時です。
瓦の仕事が全くなかったのですか?
はい、僕は仕事を始めて、一人前の職人になろうと、一生懸命努力してきました。今では一流の職人になっていると自負しております。しかし僕は職人として以外の仕事は全くしてきませんでした。職人以外の仕事とはつまり、【 営業 】のことです。人付き合いの苦手な僕は、人との交流を出来るだけ避けたかったので、営業は全くしてきませんでした。そのため、当然仕事も減っていき、一ヶ月間、完全に仕事がなくなるという時期がありました。この時には
「もうこの仕事には先がない・・・次の仕事は何にしようか・・・。」
なんてことばかり考えていました。会社の存続のことなど全く考えずに、です。これが4年前のことです。
しかし今はこの仕事を続けています。それはなぜでしょうか?
僕が辞めることばかり考えていた時に、ある方との出会いがありました。その人は僕の思考を180°変えてくれた人でした。その出会いがなければ、今はこの仕事をしていないと断言出来ます。その人とは淡路島の瓦メーカー、大栄窯業の営業をしていて、跡継ぎでもある道上大輔さんでした。彼は僕に “瓦” というものの素晴らしさを伝えてくれました。瓦は歴史があり、人を守ることも出来て、地球にもやさしい天然素材(※瓦をオススメする理由参照)であるということ。瓦の仕事を始めて十数年になっていた時でしたが、瓦のことや会社のことを考えたことは一度もなかったのです。そして彼という人間からは“人に伝える”ということの重要性と必要性を教わりました。ここから僕は、職人としてだけではなく、瓦という素材の価値と、僕という人間の価値を伝えることに力を入れていきました。
今の仕事状況はどうでしょうか?
おかげさまで、【つながる笑顔を創ります】をモットーにしております藤安瓦は毎年のように受注が増え続けており、大変充実した日々を送っています。今年に関しては過去最大の仕事量になることが、早くも決定しました。それもすべてはお客様が私たち藤安瓦を選んで下さってのこと。本当に感謝しております。ありがとうございます。
今後の藤安瓦をどうしていきたいですか?
僕は以前、40人の地元経営者の前で50分間、このヒストリーに書いたようなことを報告する機会がありました。そこで僕は聞いてみました。
「僕と出会う前に、藤安瓦という会社を知っていましたか?」 と。
答えはなんと0人!!! 誰も知らなかったのです。それほど藤安瓦というのは認知度が低かったのです。まあ、ある程度は予想していたのですが(苦笑)。そのことを知り、まずは藤安瓦のことを知ってもらう努力を続けていこうと思います。その一つとして藤安瓦キャラクター【瓦ジスタ君】には注目していて下さいね。瓦ジスタ君には香川を代表するキャラクターに育ってもらうつもりです。そして僕たちは彼とともに成長していこうと思っています。期待していてくださいね!
また、僕にはありがたいことに素晴らしい方との出会いがたくさんあります。中でも西部製麺【ふとんのせいぶ】の石川克幸さんからは本当にたくさんのことを学ばせていただいています。今年から毎月発行している『藤安瓦のかわらばん』と、今回の藤田隆志ヒストリーも師匠(石川さんのことです・笑)の真似です。師匠のように、こうなりたいと思える人が身近にいるのは、僕にとって本当にありがたいです。これからも人のつながりを大事にしていきたいと思っています。
最後に一言お願いします。
藤安瓦には経営理念があります。凄く単純に言うのなら、【人の幸せ=自分の幸せ】ということです。僕たちはこの“瓦屋根”という仕事を通して、人に幸せになってもらいたいです。そのためにも今まで以上の提供力が必要です。だから日々、いろんな知識を身につけようと思っています。
僕たちの仕事は
空間をデザインし、人の暮らしを守ること です。
このことを常に意識しながら、お客様に満足以上の“感動”を与えることが出来る屋根屋になっていきたいと思います!
藤安瓦
経営理念 つながる笑顔を創ります
心 謙虚と感謝
私たちの使命 瓦をもっと身近に
藤安瓦・藤田隆志ヒストリーを最後まで読んで下さってありがとうございました。
毎月奥さんの手書きで
発行しています(^^)